ディエゴ・オリバーの “CANTEROS” を観る

アレキパは白い町として知られている。それはセントロの建物が近郊で採れる白い火山岩で造られている事による。真っ白な建造物と真っ青な空の青さはとても美しく、それとともに爽やかな気分にさせてくれる。ちなみに、アレキパという町の名は、そのような石から付けられたのではなく、皇帝が “Ari qhipay”(ケチュア語で「ここに住みなさい」という意味)と言ったことからきているという。

町を歩いているととあるエキシビジョンが開かれていることに気づく。その名も”CANTEROS(採掘工)” だ。それはDiego Oliverによるものだった。

この町の白さと石工は切っても切り離せない。その一方で、彼らの仕事がどんなものなのかなど、未だかつて考えたこともなかったし、イメージすらない。これをDiegoの目を、この火山岩の土地で知れるのは、大変有意義なことに思えた。

疑いようもなくこの土地において重要な役割を担っている彼らは、一方でとても不思議な存在だ。それは地元民でないからそう映るのではなく、地元の人もまた、どのような人たちが働いているかを理解していないからである。

採石工はとても孤独な状態で、かつ過酷な労働環境の中働いている。チャチャニ火山とミスティ火山の麓で切り出された石の一つ一つはわずか5ソル(2米ドル)で市場で取引されている。映像と写真を通じ、彼らの仕事とともにまっ平な山を見て少しでも何かを感じてもらえれば幸いである。

 

 

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