何が何でも足の上 vs 長期滞在ご遠慮願います

猫あるあるではあるが、寄っていくと逃げていくくせに、都合の良い時だけべったりしてくることがある。今日もそう。

仕事中、確かに足をだらしなく伸ばして、座っていた。時々ストレッチしながら、時々パタパタとさせながら。
そんな中、突如として無防備だった私の足に訪れる重みと温かさ。
机の下を覗くとそこには、案の定ヤツがいた。

 

時に私の上で無邪気にグルーミングする爪が足にぶっ刺さるのも、仕方ない。
足の上で回転するのも仕方ない。より良いポジションを探したいだろうから。

しかし、30分を過ぎた頃だろうか。ついに私の足は悲鳴をあげることとなる。
子泣き爺が載って来たかのごとく足はその重みに耐えられなくなり、さらっさらに流れる血液も阻害され、痺れだしたのである。

 

そこで、足から床へと徐々に猫の全体重を逃していく作戦に出ることとした。
ピタッと足を猫の体に添わせ、微妙に足を開脚していく。こうすることで猫は気づかないうちに床へ着地する。まさにNice Ideaである。

 

作戦は成功し、その開放感に満たされ感無量だったのもつかの間、頭が今度は載って来た。
それくらいの重さなら許そう。きっと私の足の香りが猫には心地よく、さらに猫に構うことなく、仕事をしている私に安心感を持ったのだろうから。
私も、寄って来られれば嬉しいし。

 

でも、長期滞在ご遠慮願いますよ、長期滞在は。また痺れちゃうからね。

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