オーガニックワインと秋の空

8時頃サンフランシスコ、ダウンタウンにあるホテルを出発し、ナパバレーに向かう。

朝は少し肌寒かった。サンフランシスコは年間を通して過ごしやすい気候だと聞くが、それは何かの間違いかとさえ思うほどで、どんよりとした天候が行く末をさらに不安にさせた。

 

アメリカの中でもカリフォルニアはワインで有名で、旧世界にも負けない高品質さで多くのワイン愛好者を魅了している。カリフォルニアの気候がブドウ栽培に適していること、さらには、最先端の技術がその品質の良さを後押ししたとのことだった。

 

サンフランシスコの近代的な街並みを背にベイブリッジを渡り、オークランドへ。サンフランシスコ湾を横目で見ながら、車は目的地へと足を早めた。

 

走ること2時間、窓の外の光景が一変した。枝に葉をいっぱいに茂らせた低木が均一さを保ち、植えられている。目の前に広がるそんな光景は、ここがナパバレーである事を直感的に感じさせるものだったし、胸の鼓動は自然と高まった。

 

ペジュワイナリーに到着し、見上げた秋空は雲ひとつなく、その真っ青さに吸い込まれてしまいそうだった。いつの間にか、どんよりとした曇り空は、一転していたらしい。なんて運がいいのだろう。
提供される赤やピンク、白のワインがまた、うまい具合に青空とコントラストを奏で、口に運ばれるワインのテンポが早まった。

 

時折吹く秋風が、ほんのり火照った頬を落ち着かせてくれた。
なんていい時期に来たんだろう。
美味しいワインに秋の空、ワイナリーで是非嗜みたいものである。

 

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