モンゴル:憧れの「ゴビ砂漠」を旅する1週間(3日目)

May 2, 2017/ Sunny -> Windy

 

本日の移動距離は170キロ。ホンゴール砂丘に向かう。一般人が想像する所謂「砂漠」に近づいてきたというわけだ。砂丘に向かう前、炎の崖Flaming Cliffs(フレイミング・クリフ)に向かう。 この土地はRoy Chapman Andrewsが1922年に恐竜の卵を発見した地として有名だし、その他にも60種類にも及ぶ恐竜の化石がこの土地で見つかっているとされる。見つかった化石の量はアメリカ合衆国に告ぐ世界2位とされていることから、モンゴルをこの観点から知っている人も多いかもしれない。なお、万一この土地で化石を発見したとしても持ち帰ることは法律で禁止されているので注意してほしい。Andrewは化石以外にも化石化した森を発見したとされている。

 

崖を後にしたわれわれは町に向かった。そう、待望のシャワーを浴びるためである。その後、昼食にはモンゴルでの定番食Khuushuur(ホーショル)をいただく。Khuushuurとはいわゆるパイ包みの一種である。日本人的には、揚げ餃子を大きくしたようなものといった方が伝わるだろうか。お店では、おばさんが手際よく肉をパイに包み、どんどんとそれを揚げていく。中の肉はマトン(羊肉)で玉ねぎやにんにくが加わり、そして味付けはちょっとしたスパイスと塩といったところだろうか。美味しいが、一つ一つの包みが大きいため、3つで十分だった。オーダーするときはご注意を。(あまった1つはお持ち帰り)

 

今朝は真っ青な空が頭上には広がり、過ごしやすい一日になると想定された。しかし、時間が経つにつれ、文字通り雲行きが怪しくなり、大きな雲が太陽の光を完全にシャットダウンし、急に気温が下がってきた。身の震えが止まらず、考えられるだけの衣服を着込み身を暖めた。モンゴルの中でも最大規模の砂丘、そして鳴く砂として有名なKhongoryn Elsに到着した頃には、風は力いっぱい細かい砂を吹き上げていた。小休憩をとった後、このツアーのハイライトのひとつとなるだろうラクダに乗っての散歩に出かけることとなる。私にとってキャメル・ライディングは初めてでは正直ない。でも、毎回興奮するし、幸せ気分に包まれる。ラクダの長いまつげやドレッドヘアー、まん丸な目もキュートだし抱き心地のよいこぶも大好きで、そして何より、彼らの奏でるのったりとした心地よいゆれがお気に入りだし、リラックスさせてくれるのである。そして目の前に広がる真っ白い砂丘が何よりも目を楽しませてくれた。この砂丘は長さ180キロ、幅20キロに渡るという。

 

ラクダで散歩しているとき、地面に生える青い花に出くわした。ガイドによると、めったに見ることの出来ないこの花は、のどの調子が悪いときに薬として使われるという。ラクダから見る砂丘も美しく、満足度が極めて高かった。

 

この日泊まったゲル

 

夜、なんと吹雪になった。寒さと大きくうなる風の音で何度も目がさめてしまった。

 

 旅程概要

1日目. Baga Gaziin Chuluu (small rocky formations)
2日目. Bayanzag (unique shaped trees and small flaming cliffs)
3日目. Khongoryn Els (Sand Dune)
4日目. Yol valley canyon
5日目. Dundgobi province
6日目. White Stupa and the way back to UB

 

旅の手配をしてくれたKhongor expeditionのレビューはこちら

No Comments

Leave a Comment

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください