パタゴニアのビールが世界を救う?!

アウトドアグッズで有名なパタゴニア社が新たな取り組みとして多年性の作物「Kernza(カーンザ)」を使ってクラフトビール、その名も「Long Root Ale(ロングエール)」を発表した。パタゴニアがビールを作った?と驚く人も多いかもしれない。でも実はこの企業、持続可能な世界の構築を目指し、様々な取り組みをしている。彼らは自らのミッションを「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」こととし、自社製品が単に地球環境にやさしいだけではなく、彼らの製品やコンセプトを通じて地球環境が危機的状況にあることを皆に気づかせ、その解決のために尽力するという。また、フェアトレードを促進し、製品に携わる全ての人がよりよい生活環境で過ごせるよう支援してきた。

そのようなミッションを持った企業が、その裏側に大きな闇を抱えたきらびやかなファッションへ警鐘を鳴らすだけでなく、食品製造の環境に与えるインパクトに着目したのは不思議なことではなかったし、それが「パタゴニア プロビジョンズ」という新しい食品ビジネスとして2016年9月15日に始動したのは単なる思い付きではなく、必然だったのだろう。

ロングルートとはその名の通り、長い根っこのことを言う。それはまさにこのビールの主な原料であるカーンザの特徴を的確に表している。カーンザはThe Land Institute(ランド・インスティテュート)によって生み出された多年生の小麦のことで、一般的な小麦が一年生(種子が発芽し成長し、そして枯死するまでが1年間のサイクル内で完結する)であるのに対し、その人生はが環境保全と関係しているという。

多年生植物であるカーンザは有機農法により栽培されるが、これは土壌における土壌の多様性を回復させるだけでなく、炭素の回収や貯留を促進させる。というのも、多年性植物の持つ炭素吸収力は一説によると一年性と比べて50%も優れているとされているし、毎年作付けする必要もないことから農業機械利用頻度の削減とともに、化学農薬を殺虫剤を利用せずとも効率的に育っていくことから、温室効果ガスの排出も削減されていくというわけだ。

パタゴニアのこの取り組みにはとても共感が出来るし、且つ支援していきたいと思っている。旅行者として引き続き地球からの恵みを享受していくためには環境保全は必須だし、後世の人々がこの美しい惑星で生活し、楽しんでいくためにも持続可能な開発が重要だと考えるからである。

なお、発売当初は米国の一部の地域でのみ提供されていたが、現在は日本でも飲めるようになった。ロング・ルート・エールを楽しめる代表的な店舗は以下の通り。

 

 PDX TAPROOM

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 TEL
 OPEN

東京都渋谷区神宮前5-30-2 2F
03-6450-5455
Mon-Fri 15:00-23:00 / Sat-Sun&Holidays 12:00-23:00

 

 Table Ogino Shonan

 ADDRRESS
 TEL
 OPEN

神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1 
0466-53-7756 
9:00-22:00

 碑文谷バル(イオンスタイル碑文谷)

 ADDRRESS
 TEL
 OPEN

東京都目黒区碑文谷4-1-1 
03‐3710‐1111 
9:00-22:00

 

詳細は Patagonia Provisions (英語)をご参照ください。

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