日本:お土産には伝統工芸「こけし」、魅力がたくさん詰まった宝物

こけしをご存じだろうか。日本に伝わる民芸品の一種で、土産物としてもぴったりだ。大きさや重さも適当で、高価なものでもない。私自身も各国のかわいくキッチュなものを収集しているが、こけしは疑い用もなく手に入れたくなる逸品である。存在感が一見薄いように感じるそれは、実は全くそんなことはない。自分好みを探すほどに、こけしの魅力に取り込まれ、各地の工房を巡ってみたくなる。なぜならこけしの顔、形は一様ではないからだ。ユニークなこけしも存在し、それと目が合えば一気に心が解放される。コレクションをしている人がいるのも頷ける。もちろん我が家にも複数体おり、細い目で微笑みかけてくれている。こけしに魅了され追求するほどに、その奥の深さに肝を抜かれる。  

 

こけしとは

こけしはミズキ・イタヤ・サクラ・エンジュなどといった自然木を材料とし作られる人形玩具のことを言う。こけしの起源は正確には分かっていないが、もともと東北地方で子どものおもちゃとして作られたこと、そしてそれゆえ幼児が握り易いような形、大きさであった。こけしは東北地方でも特に宮城県が名産地として有名であり、江戸時代(1600–1868)には温泉地などで土産物として売られるようになり、各地へ広まっていったものだと考えられている。

 

こけしの種類

少し大きめで丸い頭と円柱の体、そして細長い目とおちょぼ口、これが伝統的なこけしの姿だろう。一方新型こけしなるものも登場してきている。その姿形はあるものはずんぐりむっくりだが、あるものはスレンダー、あるものは大きく丸い目をしているなど千差万別になってきている。きっとあなた好みのこけしに出会えることだろう。

 

こけしの作り方

 

こけしと行事

こけしに関するイベントや展示会は時々開催されているようだ。このブログの写真も渋谷で開催されたこけし展で撮ったものだ。定期的に開催されている有名なイベントは以下の通り。

全国こけし祭り(宮城県):
9月第1 金・土・日

みちのくこけしまつり(山形県):
秋以降の土日

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