映画:「DESTINO」を通じたサルバドル・ダリ・ワールドへの誘い

私の大好きな芸術家のひとりにサルバドル・ダリ(Salvador Dalí)がいる。彼の作品は私を鼓舞し、新しいアイディアとひらめきを与えてくれる。また、クスッと笑ってしまうような作品もあり、元気づけられる。すでに彼はこの世にはおらず、新しい大作を作り出すことはもはやできないが、彼の作品には常に新鮮さを感じる。だから、スペインを訪れる際には必ず、彼の作品を見に行くようにしている。

最近映画「DESTINO(デスティーノ/運命)」に関する情報を得た。これはダリとウォルト・ディズニーによる協業のたまものである。この8分間にわたるフィルム・プロジェクトは1946年1月14日に始まった。しかしこの作品は長い間様々な困難ゆえ、日の目を見ることはなかった。そして58年間の沈黙を破りついに2003年世に発表されたのである。

この作品は様々な技術を用いて創られている。シュールレアリズムや伝統的なアニメーションスタイル、そしてコンピュータ・グラフィックス。ダリがこの作品のコンセプトを決定し、オリジナルストーリーを書いたという。

これは「愛」に関する物語である。クロノス(時間が擬人化したもの)と恋に焦がれるダリアとの物語である。ダリアがシュールレアリズムに満ちた世界を踊り進むことで物語は展開されていく。残念ながら彼らの恋は成就することはなかった(目的に達することはなかった)。作品自体にはダイアログはないことから、自身の想像力とサウンドトラックを通じ解釈し楽しんでいくこととなる。

この作品はダリの世界観を知るための良い機会となる。さらに彼の傑作に会いたいと思ったときにすぐに出会えるものとなった。なぜならYouTubeでその映画が公開されているからである。

さあ、早速彼の世界に浸ってみよう。

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